お知らせ
オーダーメイドでダレスバッグ型の名刺入れを作りました。もちろん刻印入りで。

オーダーメイドでダレスバッグ型の名刺入れを作りました。もちろん刻印入りで。

今回、製作依頼の有った名刺入れを作って行ます。
大分どの様な感じに作ろうかと悩んだのですが....革だけでは無く金属と合わせてみよう!!
と思って、真鍮と合わせる事にしました。
もちろん最終的に箔押しが焼印で刻印するつもりですが...
っで、考えたのが..ダレスバッグ..所謂ドクターバッグのミニサイズ版の名刺入れに
しようと思います。

サイズはほぼ名刺入れに大差は無いので..少し幅広目の沢山名刺が入る系にしようと思います。
今回は手順を進めながら考えて行こうと思うので、ちょっと時間が掛かると思うので数回に分けて
ブログでアップして行きます。途中で切れる事もあると思うので...ご了承下さい。

使う材料はこんな感じです。



まず、ヌメ革2種類..薄い約1mmと2mmを用意しました。それとフレームになる
真鍮棒5mm幅厚みが1.5mmになります。それとラフスケッチ..と工具です。

まず土台になる真鍮フレームのカットから....



フレームが革で包んで全く見えない場合はアルミの棒でもokです。
軽量だし加工も楽だし...しかし、今回はフレームが見えるので真鍮にしました。
やっぱり真鍮の方が革との愛称も良いし、使い込むといい雰囲気になるし!!!

サイズをしっかり決めて真鍮棒を2本カットして作ります。



ちょっと長目にカットしたら、まず両端を90°に曲げます。
サイズは名刺とバッグの幅に合わせて曲げて下さい。今回僕の場合は約90mm
位でした。もう片方は内側に来るのでその分計算してまげて下さい。





丁度2本重ねて..こんな感じになります。隙間が空きすぎない様に注意して下さい。



次は高さを合わせってカットするのですが、今回この部分(重なる)に使うヌメ革の
厚さが約1mmなので..2枚分で2mmの隙を計算してカットしました。
次にカット面を綺麗にヤスリで整えます。





こんな感じで、先は丸く処理して下さい。
次に、重なる部分に穴を開けます。僕は小さなテーブル用のボール盤を使って
穴を開けていますが...極力そのような安定した道具を使って穴を開けて下さい。
この穴が歪んでしまうと、後で2本を留めた時に動きがとても悪くなるので....

っで、2本を留めるのによくネジを皆さん使われるのですが,後でネジが緩んで来たり
絞め過ぎて動きが硬くなったりするので僕は小さめのカシメで留めています。
これなら、緩む事も無いし硬くて動き辛くなる事も無いので...良いですよ!
もちろん、大きなバッグになって来るとカシメではちょっと不安なのでしっかり
専用のネジを使った方が良いですが.....





これで、フレームは完成です。次にこのフレームに革を巻きます...は次回で...

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