お知らせ
ホットスタンプの修理しました。長〜いお付き合いの…...

ホットスタンプの修理しました。長〜いお付き合いの…...

今日はとても長〜いお付き合いをして頂いているお客さまより修理の依頼があり
直接訪問して修理の為にホットスタンプを引き上げてきました。
大阪市内のお客様で革製品の製作、加工をされているのでかなりのヘビーユーザー
さんです。
まず、今回の修理の箇所はヒータです。
そう、急にホットスタンプの温度が上がらなくなった!って事で。
やはり長い間お使い頂くとヒーターにも疲労が出て...とわ言ってもヒーター自体に
問題が起こる事はほぼ無いのですが、ヒーターから出ている2本のワイヤーが
過労等によって切れてしまうのです。
そうなるとヒーター自体の交換になります。



まずは、全体的にパーツを確認して、ヒーター以外のところも痛んでないか確認します。
次に必要な部分をバラして行きます。
その時、小さな部品..特にネジ等には気を付けて無くさない様に....僕はいつも箱と小さな受け皿を
用意してそこに丁寧に並べて行きます。
そうすると、組み上げる時に順番を間違えたりする事も無くなります。





次にハンダコテを使って、必要なコードを外して行きます。外したコードは
綺麗にカットして新たな線をむき出して、予め新しいハンダを付けておきます。
その時、くたびれたコードも交換します。そして、コードを包んでいるブーツも....
コード類は必ずブーツで包んで....ショートしない様に!!!!



配線完了。
しっかりと元の位置にコードを戻し、外したパーツを元通りにします。

次に、普段掃除出来ないとこを、機会の内部とかパーツを外さないと掃除出来ない
ところ等を注意してクリーナーを使ってクリーンアップ!



これは、ヒーターが中に仕込んである上部のアルミプレートですが、かなり使い込んであります。
長年のお仕事で革の脂とかがこびり付いています。ある程度はクリーナーで綺麗にするのですが、
今回は新しい部品に交換しました。



各パーツをクリーンしながら組み上げて行きます。その時に忘れずグリスアップも
後、ちょっとした隙間にはスプレーオイル等で......

っで、全体が組み上がれば最後に調整をします。
最初、購入頂いた時に必ず行う調整と同じ行程です。
ハンドルのスムースな感じ!スライドテーブルの動き!!
そして、一番大事な調整がヒータープレートが真直ぐ降りているか....
スライドテーブルに対して適切な状態になっているか!!をチェックして...



調整も完了!!これで、お客様に返送出来ます。

【ホットスタンプproの購入はこちら】
【オリジナル真鍮直堀版の購入はこちら】

☆お問い合わせ、ご質問等は直通ダイヤル070-5662-1349まで!!


 

職人「御船尚弘」ブログ
データ入稿、無料サンプルのご依頼は、こちらへ