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ワークショップ2 2つ折ウォレットを….

ワークショップ2 2つ折ウォレットを….

さて、いよいよカットして行きます。本来は革包丁と言うのを使って
カットしますが.....今回は、細手のカッターナイフを使ってカットします。
ちなみに、量産体制でプロがカットする時はスウェーデン鋼と言う抜き型を
使ってプレスで抜くのですが...やはり抜き型で抜くとカット面がとてもきれいなので..
まあ、しかし手でカットしても仕上げ段階できれいに縁取り等をする事により
かなりきれいに仕上げる事は可能です...し、それもまた味だと思います。
特に自分の為に作る時は...





全てのパーツがカット出来たら、各パーツを再度確認して一度合わせてみて下さい。
次に、各パーツをそれぞれ作って行きます。ウォレットの構造上,制作する順番が
重要になります。特に縫い合わせる順番は非常に大事で、順番を間違うと
縫い合わせなくなったり、非常に困難な事に成ります。
 
まずは、ウォレットのコインケースを制作して行きます。
カットしたコインケースのサイズに合わせてジッパーを作っておきます。
市販のカットしたジッパーでもokですがなかなかサイズが合わないので
長くカットしていないジッパーとジッパー金具を揃えておけばとても便利です。
用途に合わせてサイズを合わせて準備すれば、気に入ったジッパーを
どんな物にも合わせる事が出来るので。
 
☆ジッパーの作り方はまた後日紹介します。
 
写真の様にカットしてサイズを合わせたジッパーを細目の両面テープ
(約3mm幅程度が便利です)でコインケースの裏側に貼付けて下さい。
表から見るとこんな感じです。次にジッパーの両側に縫い目を入れる為
の線をディバイダー等を使って印を入れ、菱目で穴を開けます。
レーシングポニーにパーツを挟んで....
ちょっと細目の間隔で手縫いして下さい。こんな感じに!!


 
縫い上がったら、写真の様に一度コインケースを閉じて(両面テープ等で止めて)
菱目を使って仮穴を開けて下さい。
 

 
コインケースは本体に取り付ける際、内側を本体に縫い合わせる為、この
時点で塗ってしまうと本体に縫い付けれません、なのであくまでも仮止めに
なります。
"ちょっとオリジナル刻印を入れてみました"
完成してからでは刻印を入れるのが難しいのでこの部品の状態で
入れてしまいます......。
 
次に、ウォレット内側になるパーツを作って行きます。
まずは、最終的に縫い合わすセンターの折り込み部分
に菱目を使って縫い目を開けて行きます。


 
コインケースの仮止めを作った要領で先に簡単に両面テープで止め、
菱目で穴を開け、最後に両面テープを外して開ろげておきます。
 
次にカードケースをを付けて行きます。
後で付けるホルダータイプのケースの裏側に来るケースで
あまり普段使わないカードとかを入れておく為のケースです。

両面テープで仮止めして、菱目を使って穴を開け縫って行きます。
こんな感じに成ります。
ここにも素材の時点でちょっと刻印を入れてみました!!!!

次回はコインケースの縫い付けから〜
 

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