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ワークショップ1 2つ折ウォレットを作ってみます。

ワークショップ1 2つ折ウォレットを作ってみます。

いつも僕が使っているウォレットは2年程前に作った

長財布型のウォレットでもちろんヌメ革の手縫いで作っています。
とても良い色になっているしメチャ使いやすいのですが
長財布の為、ポケットから大幅にはみ出ています。
日本では問題無いのですが、海外仕様となると......
やはりちょっとヤバいですね!
スリも多いし、何処で知らない間にスット抜かれるかも!
それに、あまり目立ち過ぎるのも....
っな感じで、今回は海外仕様に二つ折りのウォレット
作りを紹介します。
 
まずデザインを決めます。ま...これが一番難しいのですが......
 
このデザインについては後日また改めてお話しします。
まず、今回は決まったデザインが有るので、型紙作りから始めます。
デザインが決まって型紙作りに入る時に注意する事は
まず、実際に仕様に耐えれるか......
完成してみたら、超使い難い!!とかお金が入らない!!
っとか言うのは問題外ですよね!っな訳で、僕は常に一番大きな
紙幣1万円冊を用意して充分な寸歩が有るか確かめながら進めます。
 
とわ言っても、余裕を持ち過ぎると以上に財布が
大きくなってしまうので、その辺りなるべくコンパクトで
っでもって、すっきりと収まるサイズで.......作って下さい。
てな訳で、デザインに合わせて型紙を作りました。



型紙と言うのはとても大切で決して手を抜いて作ってはいけません。
しっかりと型紙の段階で、全てのパーツが合うかを確かめながら
進めて下さい。型紙が狂っていると、最終的に形になりません。
それに、型紙というのは今後の財産になりますからね!大事に扱って下さい。
 
次は、出来上がった型紙を革の上に置き、銀ペン等を使ってしるしを付けて行きます。
 
あ、それとこれはとても大事な事ですが、革には向きがあります。
っと言うのも、革には伸びる方向と伸びない方向があります。
革の頭からしっぽの方向に対して縦が伸びない方向その方向に対して
横向き....所謂お腹に向かって垂直な方向が伸びる方向になります。
従って、二つ折りのウォレットの場合二つに折る方向を
革の横向きの方向..なので、お腹に向かっての垂直の
方向に型を取ります。    

 
この写真だと、横向きが革の垂直方向所謂お腹向きになるので...
この印のパーツはウォレットの内側部分のパーツになります。

 
このパーツはウォレットの外側、表部分のパーツになります。
 
今回はせっかくなのでオリジナルスカルの真鍮深堀版を
使ってランダムに焼印を入れてスカル模様のウォレットにしてみます!


次は、いよいよカットして行きます。

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